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北海道の釧路市動物園は４日、ホッキョクグマのツヨシ（雌、８歳）と繁殖させるため、 東京・上野動物園からユキオ（雄、２４歳）を受け入れると発表した。
ツヨシはかつて 釧路市動物園への「婿入り」後、雌だと分かって話題を呼んだ。 釧路市動物園によると、ユキオは１０日に到着予定で、環境に慣れ次第、公開する。 両園は３月末に繁殖を目的とした貸借契約を結んだ。
ツヨシは２００３年に札幌市の円山動物園で生まれ、０５年に雌のクルミとの繁殖目的で来園。 子宝に恵まれず、０８年に検査してみると雌だった。市民に親しまれていたことなどから名前は変えず、 昨年４月にクルミが秋田県男鹿市の男鹿水族館ＧＡＯに移った後は、１頭きりとなっていた。
釧路市動物園の千葉雅敏ふれあい主幹は「ツヨシは甘えん坊。繁殖も期待しているが、 良い遊び相手になってほしい」とユキオの「婿入り」を喜んでいる。